ピアノの上達進度が早い子供と遅い子供の違い
親として、子供のピアノの上達の進度はとても気になるところだと思います。
子供の友達はどんどんピアノの楽譜が進んでいるのに・・・と、ピアノの進度は人と比べるものではないと思っていても、気になってしまいます。
そこで、今回は「ピアノの上達進度が早い子供と遅い子供の違い」についてです。
1.ピアノの上達進度が早い子供と遅い子供の違い
この項目では、子供の上達進度について理由を考えていきます。
子供のピアノの上達進度の違いの理由には、3つ考えられます。
1.子供に違いがある場合
子供の才能やタイプによっての進度の違いがある場合です。
ピアノの上達進度が早い子供の中には、本当にとても集中力があって、音楽的な勘も良く、先生の言うことをすぐに理解し実践出来る、というような子供もいます。
ピアノの先生に口で説明して教えてもらっただけでは解りにくく、自分で体得しなければならないことも、先生が弾いているのを見て、真似して出来るようになる、自分の感覚で先生の言わんとするテクニックのことでも、表現のことでも、理解して弾きこなす・・・というような才能を持った子供の上達進度は早いです。
反対に、上達進度が遅い子供の中には、マイペースで、自分なりに弾けるようになるまで、自分が何か納得するまで、次の部分の説明をしても受け付けない、次に(次の曲ではなく、次の段階に)進もうとしたがらない子供も、たまにいます。
2.ピアノの練習環境に違いがある場合
子供にではなく、練習環境によって上達進度が違う場合についてです。
上達進度の早い子供の中には、お家の人がすごく熱心で、子供のピアノの練習に付き合ったり、ピアノを練習するように上手く誘導したりして、子供を上手に練習させるような場合もあります。
お家の人が先生代理のように、上手に弾けていないところを上手く弾けるように練習を促したりしていると、子供の上達進度は早いです。
また、ピアノを習っている子供のお姉さんがピアノを習っている・・・というような場合、お姉さんに負けないようにピアノを練習することや、お姉さんが自分の弾いている曲を以前弾いていて、それを聞いていたので、弾きやすく練習しやすいことで、上達進度が早くなったりすることもあります。
3.先生の指導に違いがある場合
先生の性格やタイプにより、上達進度に違いがある場合です。
先生のピアノの仕上げ合格ラインが厳しい先生と、8割がた弾けていれば合格とする先生でも進度に違いが出てきます。
また、ピアノの先生が、子供の性格を配慮していて、子供自身がが「しっかり弾けた」と思って合格したい子供、反対に、合格までもう後一歩だからと再練習にすると、やる気を失って練習しなくなってしまう子供など、子供によって性格が違うので、そういうところを配慮することで、進度に違いが出てくる場合もあります。
2.上達進度の遅い理由の気になること
ここでは、上達速度の遅い理由の気になることについてです。
上達進度の違いにいろいろ理由はありますが、一般的で、根本的な大きな理由はピアノを練習するかしないかの違い・・・ということが大きいと思います。
才能のある子供の上達進度が早いというのは、もちろんそうなのですが、才能があり勘が良い子供は、すぐ曲が弾けるので、楽しくて、どんどん曲を弾く、ますます練習する、というようによく練習していますし、ピアノを練習しやすい環境にいる子供も、もちろんよく練習しています。
また、ピアノが好きな子供は、練習するし、無理矢理、ピアノを習わされている子供は練習しないので、上達進度が遅いのは当たり前です。
気になるのは、よく練習しているのに、上達進度が遅い場合で、よく練習しているのに上手くならない、思うようにピアノが弾けない場合です。
よく練習するのに、上手くならない、上達しないというのは、練習の仕方が間違っているとか、テクニックやピアノの弾き方に何か問題がある場合があります。
指や手、腕に力が入ったままピアノを弾いていないか、また、頭を使わず時間だけかけて練習していないか、子供の弾き方や練習方法を見直してみて下さい。