子供向けのピアノ教材の選び方
子供向けのピアノの教材は楽器店に行くといろいろなものがあり、どれを選ぶか迷ってしまいます。
今回は「子供向けのピアノ教材の選び方」についてお話します。
1子供向けの.ピアノの教材の種類について
ここでは、子供向けピアノの楽譜の種類について説明します。
私の子供の頃は、子供向けのピアノの教材は、教本といえばバイエル一辺倒で、他には子供向けの楽譜はあまり出ていませんでしたが、今はいろいろな種類の教本が出ています。
そして、教本だけではありません。
指の練習などのテクニック、音符や記号の種類や意味を覚える楽典の楽譜は「ドリル」や「ワークブック」または「リトミック」などの名前で出ています。
また、教本とは別に、教本に合ったレベルの曲が載っている曲集があります。
2.子供向け.ピアノの教材の選び方
ここでは、子供向けのピアノの教材の選び方について説明します。
前の項目で、子供向けの教材には、教本、テクニックを練習するもの、楽典についてのもの、そして、曲集があるとお話ししましたが、まず教本は必要なので、どのようなものを選べばよいのか考えていきます。
また、数ある教本、いろいろな種類の教材をどのように組み合わせるかについてもお話します。
1.最初からト音記号とヘ音記号が出てくるもの
ピアノの教材の楽譜に最初のうちからト音記号、ヘ音記号が両方出てくるものを選ぶと良いです。
私の小さい頃は、ピアノはバイエルから習い始めましたが、バイエルは、始めはト音記号の楽譜しかでてきません。
そしてバイエルの教本も半分くらい過ぎたころ、61番からやっと左手が出てきます。
私自身はバイエルでヘ音記号が出てきた当時、ヘ音記号を読みにくかったかどうかはあまり覚えていないのですが、小学生になったころに、ヘ音記号の楽譜がト音記号ほど読みやすくないなと思った記憶があります。
最初に、ト音記号の読み方ばかり覚えてしまうのでなく、ト音記号とヘ音記号の楽譜を同時に覚えていくことで、ピアノの鍵盤の音の場所と、楽譜が一致しやすいと思います。
また、最初からヘ音記号も覚えていくことで、ト音記号とヘ音記号の読み方の違いも頭に入りやすいのではないでしょうか。
数ある教材の中で最初の教本を選ぶときは、ト音記号とヘ音記号が、最初から同時に出てくるものを選ぶことをお勧めします。
2.先生の指定される楽譜
先生が教えやすい教材、先生がその生徒に対し選んでくれた教材が良い教材になります。
子供向けの教材の教本には、いろいろな工夫がされていて、本によって、簡単な曲を「違う調性で弾いてみよう」というようなものがあったり、教本の最初のうちにシャープ(♯)やフラット(♭)が出てきて覚えられるようになっていたり、リズムに工夫がある曲が多かったり、挙げればきりがないほど、いろいろと考えられています。
バイエルはドイツの教本ですが、アメリカからの教本も訳されて入ってきていますし、独自のメソッドで書かれている教本もあります。
日本で作られた教本も良いものが多くあります。
いろいろな教本がある中で、また、教材の種類も教本だけでなくテクニックや曲集もある中で、自分に合った教材はどれかを考えるのは難しいし、反対に、自分が見やすいなと思う教材を選んでも、失敗はないと思います。
ただ、ピアノの先生に習っているのなら、ピアノの先生が教えやすい教材、教えなれている教本が一番だと思います。
また、先生は、生徒の子供一人ひとりを見て、その子供に適した教材を選んでいる場合もあります。
だから、Aさんはこの教材なのに、Bちゃんは違う教材・・・という場合も、それぞれの性格や、得意な事、苦手なことを考慮して、その子供にあった、教材を先生が選んでいるのです。
ですから、ピアノの先生にレッスンしてもらうのに、その先生が選んでくれた教材がが、一番その子供に合った教材になると思います。