効率的にピアノを上達させるには何から練習すれば良いか?
ピアノを早く上達させたいが、何からどのように練習したらいいのだろうかと、ピアノを習っている人や独学で練習している人なら、誰でも一度は思うかもしれないですね。
ここでは、どのような方法があるのか、具体的に考えてみたいと思います。
1.教本選びを工夫してみる
ピアノを練習するには、教本選びがとても大切です。
最近は、様々な種類の教本が出ていますので、どれを選んだら効率的に上達できるのか悩むでしょう。
どのような教本が自分に合っているのか、実際に楽器店や本屋で見てみることをおすすめしますが、いくつか、おすすめのものを挙げてみます。
1.伝統的な教本から始めてみる
まずは、日本で伝統的に使用されているハノン、バイエル、チェルニーなどの有名な教本を選んでみましょう。
地道にこつこつと、ピアノの基礎を習得することができます。
同時に、その時の自分のレベルに合った曲集を選び、副教本として練習すると、ピアノの曲としての美しさや楽しさを感じることができるでしょう。
2.楽器メーカー独自の教本や有名な先生が書いた教本
最近は、有名な楽器メーカーが独自に編集した教本がたくさん出版されています。
バイエルなどの昔ながらの教本の良い部分を基本に、メーカー独自の方法を取り入れて簡素ですが、早く上達するための工夫がなされています。
時代を反映しているのか、昔ながらの教材を使用している世代からみると、物足りなさを感じる教本ですが、上達には効率的かもしれません。
3.海外の教本
英国王立音楽検定という世界的に有名な検定があります。
その教本や、海外で現在使用されているピアノ教本を選択してみるのも楽しく上達できるかもしれません。
2.ピアノ中級者が上達する練習方法を考える
ここまでは、ピアノ初心者が練習の上達のために何から始めたらよいのかを考えてきましたが、この項目では、ピアノ中級以上の方が1つの練習曲や演奏曲を効率的に上達させるには、何から始めたらよいかを考えてみます。
1.ピアノを弾く前に譜読みをする
楽譜を開いてすぐにピアノを弾くのではなく、まずは、楽譜をじっくりと読んでみましょう。
譜読みをすることは、ピアノを弾くための予習になりますので、いざピアノを弾くときに取り掛かりやすくなります。
2.片手ずつ練習する
とても初歩的な練習方法だと感じると思いますが、両手でいきなり弾くよりも、右手と左手を別々に練習し、それから両手で練習すると、上達が早く正確に弾けるようになります。
もちろん、最初から両手で弾いたほうが自分には向いているという方は、そちらで練習しましょう。
3.耳からも情報を得る
早く効率的に上達したい場合は、その曲を弾いているピアニストのCDなどの音源を聴いてみると、とても効果的です。
そのときに、楽譜を見ながら聴いてみると、ここはこのように弾くのだと、曲に対する理解が早くなりますので、おすすめですが、物まねにならないように注意したいですね。
ピアノの練習方法は、自分に合った方法で行うのが一番ですが、何から始めたらよいのか、試行錯誤で挑戦してみることも大切でしょう。
上達には、地道な練習が一番大切だということは、今も昔も変わらないことなのだと思います。