ピアノの練習と肩こりについて

ピアノの練習をしていると、肩こりがする、という人は多いと思います。

慢性的に肩こりがすると、ピアノの練習がつらくなってしまうかもしれません。

ここでは、ピアノの練習と肩こりの関係や改善方法について考えてみたいと思います。


1.ピアノの練習で肩がこる原因

ここでは、ピアノの練習をするとどうして肩がこるのかの原因について考えてみます。

肩こりになるには幾つかの原因があると思いますので、具体的に見て見ましょう。


1.姿勢や椅子が原因の場合

ピアノを習い始めのころには、先生の指導のなかで、ピアノを弾く時の姿勢についても聞かされると思いますし、実際に、矯正されながら練習をしていたと思います。

ですが上達してくると、いつの間にか、自分が弾きやすい姿勢になっていく人が多く、大体が前のめりか猫背になってしまうようです。

それと同時に、肩に力が入ってしまう人が多く、これが肩こりの大きな原因になっています。

ピアノを弾くときには、肩から腕、指の脱力が必要なのですが、これが上手く出来ていないと、肩こりがひどくなりますし、もちろん演奏や上達の進度にも影響してきます。

また、姿勢や脱力をきちんとしたものにするためには、ピアノの椅子の高さが重要になってきます。

椅子の高さが演奏する人にとって、適正な高さでないと、姿勢が悪くなり脱力も上手くいかず、それが肩こりにつながってきます。


2.眼に関することが原因の場合

楽譜や鍵盤を見るときは、思っている以上に眼を酷使しているものです。

演奏の難易度が高くなってくると、楽譜も細かくなってきて見づらいので、長い時間ずっと楽譜を見続けることがあると思います。

また、楽譜と鍵盤を確認しながら、練習、演奏するときには、眼を動かし動体視力を酷使しています。

たまに、ピアノを弾くとめまいがするという人がいますが、これが原因かもしれません。

パソコンで眼と指を酷使することで、肩こりがおきることがありますが、ピアノでも同じ様な症状がおきるのは、眼の酷使が原因の一つだと思われます。


2.肩こりを改善する方法

肩こりを改善するには、いくつかの方法があると思います。

いちばん手っ取り早いのは、指圧やマッサージで定期的に治療してもらうことでしょうが、ピアノの練習や演奏をしても、肩こりにならない体質になることが大切だと思います。


1.ピアノを弾く姿勢を矯正してもらう

ピアノを弾くときの姿勢や、椅子の高さに関して、改めて先生に確認、矯正してもらいましょう。

鏡を見ながら、自分で矯正するという方法もありますが、レッスンのたびに先生から注意してもらう方が効果的です。

同時に、脱力に方法もきちんと教えてもらいましょう。

脱力は、本当に難しいもので、上級者になってもできない人はたくさんいますので、先生からきちんと指導してもらいましょう。


2、動体視力を鍛える

眼は酷使しすぎるとよくないので、練習の合間に、眼を休ませる時間をつくることが大切ですが、普段から、眼の体操や球技などで動体視力を鍛えることでも、眼を強くすることができます。

このことが、肩こりの予防につながると思います。

肩こりが改善されれば、ピアノの練習にも集中できるようになりますし、上達の進度や演奏にも良い変化が出てくると思います。

肩こりと上手に付き合って、快適なピアノライフを送りたいですね。

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