ピアノの練習曲バーナムってなに?
ピアノの練習曲にもいろいろあります。
ピアノを習っていると近頃「バーナム」という言葉をちらほら聞くことがあると思います。
そもそもバーナムって何?
バーナムについて書いてみようと思います!
1.ピアノの練習曲の話で良くバーナムというのを聞くんだけど知ってる?
バーナムとはピアノ教材「バーナムピアノテクニック」の著者、エドナ・メイ・バーナムのことです。
彼女はアメリカのピアノ教育界に大きな功績を残した作曲家であり教育者です。
バーナムは音楽の導入教育のための教材を多く世に送り出しています。
その代表的な教材を紹介したいと思います。
きっとピアノの練習が上達する為に役に立つと思いますよ。
1.バーナムピアノ教本
ピアノを弾く上での基本を無理なくゆっくり学ぶことが出来ます。
導入から初級~全6巻によるピアノ教本です。
1巻では、ピアノの楽しみを覚え、2巻では、更に深く広く、音楽的な知識と技術を養う練習を目指します。
3巻は、1、2巻よりさらに進んだ技術の習得を目指します。
内容的には、アウフタクト・強弱記号・表情記号。アクセント記号・スタッカートなどです。
4巻は、1~3巻で習得した学習事項を元に、鍵盤の音域は4オクターヴに広がり学習していきます。
内容的には、調号が二つの調、三連符、D.C.al Fineとセーニョ記号、dolce、Marcato等の音楽用語などです。
5巻ではかなり進んだ内容で、導入段階ながら音楽的でないようの深い曲を弾いていき、6巻で完結します。
初めてピアノに触れる段階からピアノの楽しみを覚えるまでを音楽ゲームなどで身に付けることが出来ます。
2.バーナム・ピアノ・テクニック
柔軟性のある指を育て、表現力を身に付け子供にやる気を起こさせる某人形のイラストと一緒に、楽しく取り組める人気シリーズです。
バーナム・ピアノ・テクニック1だけでもしっかり弾けるようになればかなりのピアノテクニックを身に付けたということになります。
各曲の始めにワンポイントが書かれていて、これが意外に大事で、よく意味を理解して進めていく必要があるといえます。
2.最近はピアノ初心者の練習にバイエルよりバーナムを使う先生が増えています
昔は、ピアノを習い始めるとまずバイエル!といった感じでしたが、今は導入書にいろいろな本があります。
昔より選択肢が広がった気がします。
バイエルはつまらないというお子さんも多かったですが、バーナムは棒人形のイラストが入っていて楽しいですし、わかりやすくその棒人形で説明されています。
しかし、親の自分が習っていたときはバイエルを使っていたのに、いざ子どもに習わせたときに、「バーナム」を使いましょう!といわれて戸惑うお母さんのお話もよく聞きます。
教育も常に研究されているので、昔の常識が今は通用しなかったりすることが多々あります。
ピアノも同じで、常に研究されていて、練習曲もその時代にあったものが受け入れられやすいのです。
ピアノの世界も常に進化しているのです。