ピアノの楽譜の拍子の読み方

ピアノで曲を弾くとき、その曲は何拍子なのかを感じて弾くようにしなければなりません。

拍を感じて演奏できれば演奏はとても上達します。

ピアノの楽譜に示されている拍子の読み方と意味について説明します。

1.拍子とは

楽譜の1番始めに書かれてある数字が拍子記号です。

ト音記号ヘ音記号の次に調号、その次に拍子記号が書かれています。

拍子記号は1小節の中に、ある音符がいくつ入るかを示していて、その曲のリズムの感じ方を表しています。

では読み方を詳しく説明していきます。

2.ピアノの楽譜の拍子の読み方/h3>
拍子の読み方を正しく理解していると、練習するときにとても役立ち早く上達します。

拍子の読み方と意味をしっかり覚えましょう。

1.拍子記号

拍子記号は分数で表されています。

分数の下(分母)の数字は基準となる音符を示しています。

そして分数の上(分子)の数字は、基準となる音符が1小節の中にいくつ入るかを数字で表しています。

ピアノ初心者の楽譜は4分の4拍子がよく出てくるのでこれを例にすると

分母の数が4、基準となる音符は4分音符

分子の数が4、1小節の中に4つ入る

となります。

まとめると、1小節に4分音符が4つ入る、ということです。

その他に初級レベルでよく見かける拍子を挙げておきます。

4分の2拍子、1小節に4分音符が2つ入る

4分の3拍子、1小節に4分音符が3つ入る

8分の6拍子、1小節に 8分音符が6つ入る

8分の3拍子、1小節に8分音符が3つ入る

これらは初級のテキストによく出てきます。

2.拍子の感じ方

拍子記号の読み方がわかれば、実際どのように拍子を感じればいいのかをお伝えします。

4分の4拍子の場合、1、2、3、4、と数えると拍子が取れます。

その時、強さを変えてください。

1の時は強く(強拍と言います)

2の時は弱く(弱拍)

3の時は強拍より弱く、弱拍より強く(中強拍)

4の時は弱く(弱拍)

というように意識して感じて数えてみてください。

強、弱、中強、弱 の順番です。

4分の2拍子は、強、弱、

4分の3拍子や8分の3拍子は、強、弱、弱

8分の6拍子は、強、弱、弱、中強、弱、弱

というように感じて数えていくとその楽譜のリズムを感じることができるでしょう。

3.拍感を感じて演奏する

ピアノを演奏する時、先ほど述べた拍子の感じ方を心の中で刻みながら演奏すると良いでしょう。

もしこれがないとただ音符を並べただけの演奏になり、その曲がどんなリズムの曲なのか聴いている人は違和感を感じてしまいます。

演奏する本人が心の中で拍を感じていると、自然と拍感のある演奏になり聴いている人にも伝わります。

このように拍子、拍感というのは演奏する時にとても重要なことです。

拍子をしっかり感じているか感じていないかで演奏は大きく変わります。

上記で述べました拍の感じ方をしっかり身につけ、練習の際には必ず心の中で刻むようにしましょう。

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